iPhoneが勝手に再起動を繰り返し、先に進めない状態になったことはありませんか?その不具合は、リンゴマークが繰り返し表示されることから「リンゴループ」とも呼ばれています。
iPhoneが何度も再起動を繰り返す場合、主に以下のような原因が考えられます。
IOSは定期的にアップデートが行われますが、アップデートに伴う不具合(バグ)等により、再起動が繰り返されることがあります。また、iOSのアップデート中にバッテリーが切れたり、Lightningケーブルの接続が途切れるとファイルが破損し、再起動が繰り返されることも。
iPhoneにインストールしているアプリが原因で、再起動が繰り返し行われるケースもあります。例えば、リリースされたばかりのアプリや長期間アップデートが行われていないアプリの場合、アプリのバグが原因となっていることもあるでしょう。
再起動は起こらないものの頻繁に電源が切れてしまうケースでは、バッテリーの不具合が原因となっていることも考えられます。バッテリーが高温状態になっている時に電源が落ちる症状が起こりやすい場合には、バッテリーの不具合を疑いましょう。
水没や落下などによりiPhone内部が故障している状態でも、再起動が繰り返されることがあります。ここまで紹介した原因のどれにも該当するものがなく、iPhone本体の水没・落下後に再起動が繰り返される場合には、本体の故障の可能性が高いと言えます。
IOSが原因となっている可能性がある場合には、iOSを最新のものにアップデートします。iPhoneをWiFiに接続した上で「設定>一般>ソフトウェアアップデート」から、iOSのアップデートを行いましょう。
また、iPhoneをPCに接続しiTunes経由でiOSのアップデート・ 同期を行うことで、不具合が解消するケースもあります。iPhoneでのアップデートがうまくいかない時には、iPhoneをPCに接続し、再度アップデートを試してみましょう。
一度iPhoneを「強制再起動」させることで不具合が解消されることがあります。ただし、この方法を試す場合、必ず事前にバックアップを取っておきましょう。強制再起動の方法は、機種により異なります。
【iPhone強制再起動の方法(機種別)】
iPhone 6s/6s Plus以前の機種:電源ボタン+ホームボタンを10秒長押し
iPhone 7/7 Plus:音量(-)ボタン+サイドボタンを10秒長押し
iPhone 8以降の機種:音量(-)ボタン→音量(+)ボタンを押した後、サイドボタンを10秒長押し
iPhoneに挿入されているSIMカードを一度取り出し、再起動することで不具合が解消されるケースもあります。一度iPhoneの電源を切ってから、SIMカードを慎重に取り出しましょう。その状態で電源を入れ正常に動作するようであれば、再度電源を切り、SIMカードを挿入し再度電源を入れてみましょう。
ここまで紹介した対処法を試しても、再起動が繰り返される場合には、iPhoneの修理を検討します。AppleCareなどの保証に加入している場合には、Apple Storeやキャリアの修理対応店舗にiPhoneを持ち込みましょう。
保証に加入していない場合・保証期間が過ぎている場合には、修理料金が高額になることも考えられます。そのような場合には、一度近くの修理業者などと料金を比較してみるのがおすすめです。
モバイルマッハでも、以下の店舗でiPhoneが再起動を繰り返す不具合の修理に対応しています。
iPhoneを使用していると、思わぬ不具合により内部のデータを失う可能性があります。いざという時に大切なデータを失わないためにも、日頃から定期的にバックアップを取る習慣をつけておきましょう。iPhoneのバックアップはiCloudを使い、簡単に行うことができます。
【iCloudでiPhoneのバックアップを取る方法】
1.iPhoneをWi-Fiに接続する
2.設定>ユーザー名>iCloudと進む
3.「iCloudバックアップ」>「今すぐバックアップを作成」をタップ
また、PCと接続しiTunes経由でバックアップを取ることも可能です。
【iTunesでiPhoneのバックアップを取る方法】
1.PCでiTunesを起動する
2.iPhoneとPCをケーブルで繋ぐ
3.iTunesのメニュー下にiPhoneのマークが表示されたらクリック
4.「概要>手動でバックアップ」の「今すぐバックアップ」をクリック
iCloudとiTunes、それぞれのバックアップ方法を覚えておき、自分のやりやすい方法で定期的にバックアップを作成しましょう。
iPhoneが予期せぬ再起動を繰り返す場合、まずは今回紹介した原因の中で、どれに該当するかを明らかにしてみましょう。考えられる原因のそれぞれの対処法を試していけば、不具合が解消するはずです。また、いつでもデータを復元できるよう、忘れずに定期的にバックアップを取るようにします。
しかし、それでも不具合が治らない場合には、プロに修理を依頼するのがおすすめです。保証期間が過ぎている場合には、各修理業者の料金を比較した上で、最適な方法を選ぶようにしましょう。