iPhone Xや最新のiPhone XS/XS MAX/XRには、ホームボタンが存在しません。しかし、まだまだiPhone SE/6/7/8など、ホームボタンのあるiPhoneを使っている方も多いのではないでしょうか。
iPhoneのホームボタンは使用頻度も高く、重要な役割を担っています。そのため、ホームボタンが壊れてしまうと、iPhoneの機能を十分に使いこなすことができず、不便さを感じるでしょう。
もし、「iPhoneのホームボタンが壊れた」という場合には、まず試してほしいことがあります。それは、「電源の入れ直し」です。
iPhoneの電源ボタンを長押しし、一度電源をオフにします。しばらくしたら再度電源ボタンを長押しし、電源を入れてみましょう。ボタン自体の不具合ではなく、iPhoneのフリーズなどが原因の場合には、この操作で症状が治ることもあります。
そのように「iPhoneの挙動がおかしい」と感じるのであれば、早めにiPhoneのバックアップを取っておくことも重要です。そのまま本体が故障してしまうと、iPhone内のデータや設定が消えてしまうため、本体が動作するうちにバックアップを作成しておきましょう。
「ホームボタンが故障したかも」と感じたら、まずは再起動。その後、念の為バックアップを作成しておけば安心です。
「最初にやること」でも紹介したように、ホームボタンそのものの故障ではなく、一時的にiPhoneのホームボタンが使用できない状態になることがあります。これは、iOSの一時的な不具合や動作の遅れなどが原因であることが大半です。
しかし、iPhone内部の原因ではなく、ホームボタン自体が故障しているケースもあります。ホームボタンが物理的に故障する原因としては、「ホームボタンの隙間に砂や埃が入っている」ことが挙げられます。
地面にiPhoneを落としてしまった際などに、ホームボタンの隙間に細かい砂などが入ってしまうと、普段とホームボタンを押す感覚が違うことに加え、ボタンを押すたびに、「バキッ」などの異音がすることもあります。そのままにしておくと、iPhone本体にも影響が出る可能性があるため、早めに修理に落ち込むのがおすすめです。もし、ホームボタンを押すたびに異音がする場合には、後ほど紹介する「AssistiveTouch」を活用し、極力ホームボタンを押さないように心がけましょう。
また、砂や埃が原因でない場合にも、落下の衝撃でホームボタンが壊れてしまうこともあります。加えて、ホームボタンは頻繁に押す機会の多いだけに、「押し方が強すぎた」「劣化してしまった」などの原因で、不具合が生じることも。
自身のiPhoneが一時的にホームボタンが使用できない状態なのか、物理的な故障なのかを確認しておきましょう。もし、iPhoneを落下した後にホームボタンが壊れた場合には、物理的な故障の可能性を疑います。
電源を入れ直してもホームボタンが機能しない場合には、「リセット機能」を試してみましょう。再起動とよく似ていますが、手順が少し異なります。
まず、任意のアプリを起動させます。その状態で電源ボタンを長押しして、「スライドで電源をオフ」を表示。その状態でホームボタンを長押しし、画面が切り替われば、リセットは完了です。初期化される訳ではないため、リセット機能を使用してもデータが消えることはありません。
このリセット機能は、ホームボタンの効きが悪い時だけではなく、アプリの挙動がおかしい時などにも有効と言われています。ぜひ、リセットの方法を覚えておきましょう。
「ホームボタンが壊れたけど、修理に出すまでなんとか使い続けたい」というケースも多いでしょう。そこで活用したいのが「AssistiveTouch」の機能。AssistiveTouchを設定しておくと、常にiPhone上に丸いアイコンが表示され、そのアイコンをタップすることで、「ホーム画面に戻る」などの機能を使用することができます。
AssistiveTouchの設定方法は、以下の通りです。
1.設定>一般>アクセシビリティ>AssistiveTouchと進む
2. AssistiveTouchを「オン」にする
3.iPhoneの画面上に白い丸アイコンが表示されたら設定完了
また、Siriを立ち上げて「AssistiveTouchを有効にして」と言えば、画面上にアイコンを表示してくれます。AssistiveTouchのメインメニューアインコンは、自分の好きなようにカスタマイズすることが可能です。ホーム画面以外にも、音量の上げ下げなどもできるため、自分の使いやすいようにカスタマイズしておきましょう。
再起動やリセット機能を試しても解決しない場合、もしくはAssistiveTouchだけでは不便と感じる場合には、iPhoneの修理を依頼しましょう。
iPhoneを大手キャリアで契約している場合には、キャリアの店舗に持ち込み、ホームボタンの不具合について相談します。格安SIM・格安スマホでiPhoneを利用している場合には、Apple Storeに修理を依頼するのが一般的です。
いずれの場合でも、保証(「Apple Care+」やキャリア独自の保証制度)の有無により、修理料金に違いが出ます。
初期不良であれば、費用がかからずに交換してもらえるケースもあるものの「保障期間が切れている」「そもそも保障に加入していない」ケースでは、修理料金が高額になることもあるでしょう。
また、キャリアの店舗やApple Storeでの修理は、修理に要する期間にも差があるため「早く状態を確認してもらいたい」という方は、近くのスマホショップや修理業者を頼るのも有力な選択肢です。
モバイルマッハは、総務省登録修理業者の1つ。プロのスタッフが、迅速で丁寧な対応を行っています。お近くの方は、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
…上野エリア各駅からのアクセス抜群なモバイルマッハ上野店。上野黒門小学校脇のビルの1Fにあります。銀座線「上野広小路駅」からは徒歩1分、大江戸線「上野御徒町駅」から徒歩1分、千代田線「湯島駅」から徒歩1分、JR「御徒町駅」から徒歩3分です。もちろん、ホームボタンの不具合も対応。
…モバイルバッハGIGA武蔵浦和本店は、ロッテ浦和球場向かい、埼京線武蔵浦和駅の高架下にあります。JR埼京線「武蔵野線武蔵浦和駅」から徒歩5分です。各種iPhoneの修理に対応。iPhoneのホームボタンが壊れた時にも、気軽に相談してみましょう。
「ホームボタンが壊れたと」と思ったら、まずは落ち着いてiPhoneの再起動を試してみましょう。
それでも症状が治らない場合には、リセット機能を試します。その後、バックアップを取ることも忘れないようにしましょう。この対処法を覚えておくだけでも、きっと役に立つことがあるはずです。
もし、ホームボタンの物理的な故障であれば、iPhone本体が故障することを避けるためにも、早めに修理を依頼しましょう。また、AssistiveTouchは、あくまでも一時凌ぎの方法です。ホームボタンが故障をしたままだと不便なことも多いため、近くの修理業者に相談することをおすすめします。